熊野古道・中辺路と高野山をつなぐ5日間モデル旅:歩いて出会う祈りと温泉の道​

概要

中辺路は熊野古道の中心ルートで、千年以上の歴史をもつ巡礼道を森や里山の景観とともに歩けるのが魅力です。複数日にわたって連続踏破できるよう整備され、初心者でも計画的に区切れば無理なく楽しめます。

ルートの全体像

典型的な流れは「大阪/京都 → 紀伊田辺 → 滝尻王子 → 高原 → 本宮 → 湯の峰温泉 → 小口 → 那智 → 大阪/京都」で、起伏に富む山道と社寺・温泉をバランスよく組み込みます。中辺路の起点として知られる滝尻王子から山に入り、石段や杉林の古道をたどる構成です。手荷物は日次の荷物搬送サービスを活用し、巡礼パスポートでスタンプを集めながら歩くと記録も残せます。

5日間モデルプラン

  • Day 1:大阪/京都からJRで紀伊田辺へ移動後、バスで滝尻王子へ向かい、短い上り区間を経て高原に宿泊します。
  • Day 2:高原から本宮方面へ縦走し、参拝後は湯の峰温泉に投宿して湯治情緒を味わいます。
  • Day 3:本宮から山路をつないで小口へ入り、翌日の那智行程に備えて静かな山里で休みます。
  • Day 4:小口から大門坂へ進み、石畳の参道を上って熊野那智大社と青岸渡寺を参拝し、落差133mの那智の滝を望みます。
  • Day 5:那智勝浦で海の朝を楽しんだら大阪/京都へ戻り、余裕があれば高野山の宿坊体験を旅の締めに加えます。

宿と体験

高野山の宿坊では朝のお勤めへの参加や精進料理などの体験を通して、山上の宗教文化にふれることができます。熊野側では湯の峰温泉など古来の名湯が点在し、歩いた脚を癒やしながら地域の生活文化に触れられます。大門坂の石畳を登り切ると三重塔と滝を同時に望む象徴的な景観に出会えるので、写真目的なら時間配分を厚めに取りましょう。

アクセス

大阪/京都からは紀伊田辺まで列車で約3時間、駅前の観光案内所で最新の地図や時刻を確認してからバスで滝尻へ向かうのが安心です。高野山へは南海なんばから極楽橋まで鉄道、ケーブルで山上へ上がり、路線バスで各エリアを回遊します。紀伊田辺から高野山へは龍神経由の路線バスもあるものの、12〜3月は運行停止なので時期に注意が必要です。

装備と安全

山道は天候や体力で所要が大きく変わるため、難易度を過小評価せず余裕ある計画とペース配分を心がけましょう。公式ガイドブックや詳細地図を携行し、雨具・グリップの良いトレッキングシューズ・行動食と水分を基本装備にしてください。道中の集落や社の前での休憩時は、スタンプや案内掲示の最新情報も併せて確認すると安心です。

よくある質問

手荷物は預けられますか:日次の荷物搬送サービスがあり、各宿へのデリバリーで身軽に歩けます。
スタンプはどこで入手・押印できますか:紀伊田辺観光案内所で巡礼パスポートを案内しており、各所で押印しながら記録を残せます。
那智の滝へ最短で行くには:大門坂から石畳の参道を登り、社殿群と青岸渡寺を経て滝前へ向かう導線が分かりやすいです。
高野山の行き方は:南海電鉄で極楽橋まで、ケーブルで山上、路線バスで奥之院や中心部へ移動します。

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